2017年3月6日月曜日

月島での生活が教えてくれたこと

2004年8月。
夜逃げこそしませんでしたが、かなりな失敗感と共に
古巣、月島へと戻ってきた私たち。

いい年して、子どもまでいて、いつまでもバックパッカーに未練があって。
本当に条件のいい仕事辞めて世界一周なんて。

それがいけなかったのだ。
これからは心を入れ替えて精進しよう、と。
今までの浮ついた気持ちを恥じ、
海外放浪のことはひた隠して、真面目に生きようと決心しました。

好きなことをして自由な生活のほうが素敵?
同じ会社に勤めて、地元の人と付き合い
真面目にコツコツやることは馬鹿らしい?息苦しい?

そう考えるのも真理です。
が、問題はそこではない。

生活のスタイルをどうするか?
環境を変えればより良い人生になるのではないか。
人はつい、そう考えてしまいがちですが
そこではないんです。一番に変えなければいけないものは。

どうして自分は不幸なんだろうと感じた時、自分以外の回りに原因を探してしまいます。
そして、それは大抵変えようがなくて、絶望します。

だけど、運命は変えることができます。
なぜなら、不幸の原因は必ず自分の中にあるものだから。
他人は変えられないけれど、自分は変えることができます。

何が自分に足りなくて、直さなければならないのだろう?

月島という土地は私に考える時間をたっぷりくれました。
私に足りないものは
コツコツ頑張ること。
小さなことを大切にすること。
続けるということ。
感謝すること。

32歳の挫折でした。