2016年11月23日水曜日

おわりではじまり。~長旅からの帰国~

どこから話そうかと考えましたが,,,はずかしながら。
恥ずかしくて、なかなか書き進められなかったです。

1999年4月。
家族3人、旅に出ました。イサ29歳、わたし27歳。そして娘3歳。
イサはそれまで6年勤めていた会社を退職して
「人生一度きり、やりたいことをやろう」
…あまりにもベタですね…若気の至り。
世界中旅してまわりました。

1年後帰国して「さあどうしよう?」「ゲストハウス、やろう!」
簡単に考えてました。
旅が好きで、数えたら今まで200以上のゲストハウス、ホステル、安宿に泊まりました。

利用する一番の理由は
「安いから」
だけど滞在していると安いだけではないことが分かってきます。

・自炊ができる。長期旅行だと、外食ばかりはキツイです。お金も体も。
・洗濯ができる。身の回りは清潔に保ちたいです。
・情報が得られる。何より、これです!ゲストハウスには世界中から旅人が集まってきます。彼らはみんな自力で移動し、目的地にたどり着きます。彼らに聞けば、どこにどうやって行くかが分かるのです。(今はググれば何でも分かってしまいますが、当時は重要でした)

今でも、ふとした時、旅先で見たガイドブックに載っていない場所の風景が頭に浮かぶこおがあります。
「あそこは一体どうやってたどり着けたのだろう」
と不思議に思うけど、ああ、そうか、ゲストハウスの誰かに教えてもらったんだっけ。と今更ながらゲストハウスの存在の大きさがわかります。

日本には当時、そういったバックパッカー(定義が難しいですが比較的長期間、自力で旅してるような人)向けの宿泊施設が少なかった。
日本は旅をしにくい環境なのではないか。それなら、自分たちでつくってしまおうと。

…これがわたしたちのゲストハウス開業までの長くて遠い道のりの始まりでした。

ゆみこ

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