2016年12月5日月曜日

ゲストハウス開業をあきらめる

2000年5月
不動産屋さんも保健所さんも相手にしてくれなくて
ゲストハウス開業は難しそうだと1週間で判断した私たち夫婦は、あっさり諦めました。

このころ日本はバックパッカーブームで
どんな地の果てに行っても日本人がいましたから
その人たちが帰国して、おんなじことを考えていたといます。
そして玉砕していったと思います。

その中でだれもやらないことをやるのはほんとにすごい。
〇オサン東京さんとかK'〇さんとか。
初めてのことを模索していったんですから。

「うちも16年前からやろうと思ってたんですよ~」
って言っても、何の自慢にもならないです。できなかったんだから。
でもね、こう思うんですよ。

「あのとき(16年前)の私たちには、まだ開業するだけの準備がなかったなあ」
と。今振り返るとよく分かります。

「準備」というのはお金とか建物だけでなく心構えみたいなものも含まれます。
本当に幼かった。
で、幼い私たちはこう思いました。

「私たちに足りないもの、それはお金。」
・・・まあ、たしかにそうなんですけれどね・・・
先立つものとはよく言ったもので。
心構えだけあってもやはりどうにもなりませんから。
お金そして心。
どちらかだけではできないことに、長い年月をかけて気付くわけですが。

とにかく、ゲストハウス開業を一旦諦めた私たちはとりあえずお金を作ろうとします。
そして安易な求人広告に見事に引っかかってしまいます。

続く

ゆみこ




0 件のコメント:

コメントを投稿